カツオの水揚げ早まる 海水温が影響 豊漁に期待も

宮城県の気仙沼港では連日、カツオの水揚げがあり活気づいています。不漁だった前年より半月ほど早い水揚げとなっています。

生鮮カツオの水揚げ26年連続日本一の気仙沼港では、15日のまき網船に続いて主力の一本釣り船が16日に入港しました。

一本釣り船は、前年より半月ほど早い入港です。

水産資源研究所のカツオ担当、青木良徳さんによりますと、カツオの群れが回遊する海域の海水温が影響していると言います。

「カツオが北上してくるルートに伊豆諸島沖から北上してくるルートがあるといわれているんですけど、そこの部分(の海水温)が例年よりもちょっと高いというのが特徴ですね」

海水温の上昇に伴い、小型のカツオの群れが餌を求めて北上しているとみられています。豊漁が期待できるのでしょうか

水産資源研究所まぐろ第2グループ青木良徳主任研究員「19日時点での漁獲量は、前年よりも若干上回っている状態なんですけど、小型で上回っているので数としては期待できるんじゃないかと思っています。この多い尾数がこの後、餌を食べて成長して大きくなって漁獲されるので漁獲量としては前年より高くなる予想ではいます」

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