パンダ公園20日にオープン アットホームラボ上越敷地内(上越市塩屋新田) 遊具に「隠れパンダ」も

 住宅販売業のアオキ住建(本社・柏崎市、青木一憲社長)は、同社建築部が展開するアットホームラボ上越(上越市塩屋新田)の敷地内に、地域の子どもたちのための公園「パンダ公園」を開設。20日にオープンする。同社は「地域ぐるみの子育て支援の一助に」と意欲を見せる。

遊具を楽しむ子どもたち

 子育て世代の家造りを手掛ける同社はこれまで、体に優しいベーカリー「しましま」の開業、未満児を対象にした企業主導型保育園「ふたば保育園」の運営などを展開。
 さらに、子どもが安心して遊べる公園が増えれば子育て支援の一つになるのではないかと、モデルハウスを建設予定だった場所に遊具や休憩所を拡充した公園を開設。公園名は、ベーカリーのロゴがパンダであること、各世代に長く親しんでもらいたいとの思いから名付けた。
 面積は1100平方メートル。メーンとなるのは「ソラシドキッズパーク」と名付けられた長さ10メートル、高さ2・5メートルの同社オリジナル遊具で、子ども心をくすぐる仕掛けが随所に施されている。

トンネル内の黒板でお絵描きを楽しむ園児

 展望台、黒板の壁に絵を描くことができる四角いトンネル、クライミングネット、ドアの付いた小部屋の他、緩急2コースで芝滑りが楽しめる丘を整備。遊具には「隠れパンダ」を忍ばせた。植栽を施し、子どもの見守りと休憩ができる大型パラソルも用意した。
 公園では18日、ふたば保育園の園児が遊具を初体験。芝滑りを繰り返したり、トンネルの壁にチョークで絵を描いたりして楽しんだ。
 遊びを見守った同園保育士の仙田樹歩さん(22)は「壁で絵を描く機会はなかなかない。ダイナミックに遊べて、子どもたちは夢中になっている。公園内にはいろいろな新しい取り組みが詰まっている」と喜んだ。
 青木社長(44)は「私たちなりに子育てを解釈し、親子が一緒に楽しめる公園を目指した。まず体験してもらい、リクエストを頂きながら公園を育てていきたい」と意気込みを語った。
 開園時間は午前10時から午後5時まで。入園無料。休園日は毎週水曜。50台が駐車可能(オフィス、店舗の共有含む)。

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