ネットバンキングで900万円不正送金被害 非常勤講師の70歳男性

大津北署

 滋賀県警大津北署は19日、大津市の非常勤講師の男性(70)がインターネットバンキングで900万円を不正送金される被害に遭ったと発表した。

 同署によると、2月25日、男性の妻が操作していたパソコンの画面上に、コンピューターウイルスに感染したとのメッセージが表示された。サポート先とされる電話番号に男性が連絡すると、男から「パソコンを遠隔操作できるプログラムをダウンロードしてほしい」と指示された。

 さらに、「インターネットバンキングサービスがウイルスに感染していないかチェックする」と言われ、男性と妻の口座にIDとパスワードを入力したところ、計900万円が別の人物の口座に不正送金されたという。

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