〈動画あり〉ヘルメット着けて安全運転 自転車利用ルール順守、啓発イベント 上越市で県警本部

 春の全国交通安全運動(20日まで)に関連した県警本部によるイベント「県内縦断!自転車交通安全キャラバン~みんなでかぶろう自転車ヘルメット」が19日、上越市西本町3の直江津ショッピングセンターエルマールで開かれた。

会場では自転車シミュレーターなどの体験も。ヘルメットの着用や安全運転を呼び掛けた

 4月1日に施行された自転車ヘルメット着用努力義務化を広報するイベント。同日は上越警察署や交通部交通機動隊上越方面隊、上越市役所も協力し、チラシ配布や各種体験で自転車の交通ルール順守やヘルメットの大切さなどを呼び掛けた。
 会場ではヘルメットや白バイの展示、手足の反射神経測定器、自転車シミュレーターの体験を実施。特にシミュレーターは、街中を走行して目的地まで向かう道中、左右や後方の確認、人や車への対応などもチェックされた。体験した70代男性は「何げなく乗っている時も、どれだけ周りに注意しなければならないか分かった」と話していた。
 県警本部交通企画課安全対策係の樋口恵子警部補は「販売店でヘルメットが品薄になるなど、着用は進んでいるが、まだまだ着用率は低い」と分析。その上で「自転車は生身で車と同じ扱い。まずは安全な運転を心掛け、命を守るヘルメットを着けてほしい」と呼び掛けた。

◇イベントの様子スライドショー

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