サミットに広島産のテーブルと椅子、SNSで話題 手がけたのはマルニ木工

G7首脳たちが使ったマルニ木工の椅子と円形テーブル(

 先進7カ国首脳会議(G7サミット)の主会場となったグランドプリンスホテル広島(広島市南区)で19日、地場家具メーカーのマルニ木工(広島市佐伯区)の円形テーブルと椅子が使われた。SNS(交流サイト)ユーザーの間で早くも話題になっている。

 首脳が座った椅子は、オーク材製で製品名「HIROSHIMA アームチェア」。2008年から有名デザイナー深沢直人さんと手がけている高級家具シリーズという。30カ国で販売され、米アップル本社で数千脚が導入された実績も。サミットでは座面を革張りにした輸出用を納入した。

 円形テーブルは今回の特注品で、広島県廿日市市と同県安芸太田町産のヒノキを使い直径は3・1メートル。木目を美しくそろえる仕上げにこだわったという。

 ツイッターで「マルニ木工の椅子だ、素晴らしい」「広島の誇り」などと投稿されている。マルニ木工は「広島の家具の良さが世界にさらに伝わってほしい」と話している。

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