定期検査中の伊方原発3号機 原子炉再起動が1日程度遅れる見込み 空調系統に袋が吸い込まれるトラブル

四国電力は19日、定期検査中の伊方原発3号機の原子炉格納容器内で、作業員が持っていたポリエチレン製の袋が空調系統に吸い込まれるトラブルがあったと発表しました。

この影響で、23日に予定されていた原子炉の再起動が1日程度遅れる見込みだということです。

四国電力によりますと、19日午後0時半頃、定期検査中の伊方原発3号機の原子炉格納容器内で、作業員が持っていたポリエチレン製の養生袋が空調系統に吸い込まれたということです。

検査を中止し、およそ4時間後に養生袋は回収されました。

作業員にけがはなく、環境への放射能の影響やプラントの安全性に影響はないということです。

伊方原発3号機は、23日に原子炉を起動し25日に送電を再開する予定でしたが、それぞれ1日程度遅れる見込みだということです。

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