4月に発足した農業法人「ジャパン・カルチベート・コーポレーション」(射水市)は19日までに、同市鏡宮の畑約1500平方メートルをヒマワリ畑にする取り組みを始めた。ヒマワリ以外にもサツマイモを植えており、収穫体験なども実施する。畑は国道8号線沿いで、道の駅新湊も近い場所にあり、7月中旬ごろには陽光をいっぱいに浴びる大輪を楽しめる。
同法人は生花店「花まつ」を展開するジャパンフラワーコーポレーション(同市)のグループ法人。畑は転作田で、市中心部に近く、道の駅もある鏡宮地区で「観光客らを明るく出迎えたい」と1月に企画し、準備を進めてきた。ヒマワリの種は今月上旬から植え始め、7月に約20万本の開花を見込んでいる。
同時期にイベントも計画しており、日本ハンドボールリーグ女子のプレステージ・インターナショナルアランマーレの選手や地元の学生に協力をしてもらいながら、摘み取り体験やヒマワリ畑迷路などで家族連れや子どもらに楽しんでもらう。「市アグリテックバレー構想」の一環で栽培するサツマイモの収穫体験も実施する。
ヒマワリは来年度以降も植える方針で、松村吉章社長は「ヒマワリの明るさで多くの人を笑顔にしていきたい」と意気込んだ。
●富山市の企業、50万円を寄付
射水市は19日、企業版ふるさと納税を活用し、市に50万円寄付したジャパン・フラワー・マネジメント(富山市)に対し、感謝状を贈った。松村取締役が射水市役所を訪れ、夏野元志市長から感謝状を受け取った。アグリテックバレー構想推進事業に役立てられる。