ゼレンスキー氏、午後に広島到着 サミット参加へ、米と会談も

19日、サウジアラビア・ジッダに到着したウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター=共同)

 【カイロ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、サウジアラビア西部ジッダで同日開かれたアラブ連盟の首脳会議に出席後、ジッダの空港を出発した。地元メディアが伝えた。日本側関係者によると、20日夕方にも広島空港に到着する。日本政府は20日、ゼレンスキー氏が先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に対面で参加すると発表した。最終日21日のセッションに出席し、岸田首相と個別に会談する予定。

 フランス外交筋は20日、ゼレンスキー氏がフランス政府専用機に搭乗していると明らかにした。マクロン大統領とゼレンスキー氏との14日の会談を受け、同機の使用が決まったという。

 ウクライナのイエルマーク大統領府長官はゼレンスキー氏がサミットに出席することを確認し、バイデン米大統領とも個別に会談すると明らかにした。欧米諸国による戦闘機供与や運用に向けた「戦闘機連合」の創設などについて協議する。

 バイデン氏はサミットで各国首脳に対し、ウクライナ軍のパイロットに米国製F16戦闘機の訓練を行うことを承認したと伝えた。

ウクライナのゼレンスキー大統領=15日、ロンドン郊外(ゲッティ=共同)

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