JR水戸 夏の臨時列車53本 首都圏から客見込む

常磐線特急(資料写真)

JR東日本水戸支社は19日、夏休みやお盆期間を含む7月1日~9月30日の92日間に夏の臨時列車を53本運転すると発表した。新型コロナウイルス予防対策の緩和や旅行機運の高まりなどを受け、都内ほか、大宮や横浜といった首都圏の各方面からの幅広い訪問客を見込んでいる。

首都圏からの誘客を見据える常磐線特急「夏休み大洗ひたちなか号」は4日間運転する。区間は7月29日の八王子-勝田駅間に加え、今年から初めて同30日に蘇我-勝田駅間、8月5日に大宮-勝田駅間、同6日に大船-勝田駅間で各日1往復運転する。

そのほかの新たな増発として、「縁むすび風鈴」で有名な川越氷川神社(埼玉県)をはじめとする埼玉県川越市の観光を想定した特急「小江戸川越の風」を7月15日に日立-川越駅間で1往復運転。いばらきフラワーパーク(石岡市)の観光に便利な「夏のいばらきフラワー号」を8月19日に宇都宮-石岡駅間で1往復運転する。

昨年に引き続き、国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」実施に合わせた特急「相馬野馬追号」を7月30日に上野-原ノ町駅間で1往復。水郡線では、開放感の高い車両で沿線の風景を楽しめる快速「びゅうコースター風っこ」を8月26、27日に水戸-常陸大子駅間で各日1往復運転する。

お盆の帰省・Uターンラッシュ時には、8月11、12、14、15日の計4日間に特急列車を増発する。

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