丸山茂樹の長男・奨王が初の予選通過 目指すは“赤字ゴルフ”の卒業

連日の「67」で初の予選通過を果たした(撮影/内山孝志朗)

◇国内男子◇ゴルフパートナーPRO-AM トーナメント 2日目(19日)◇取手国際GC(茨城)◇東コース6804yd、西コース6544yd(パー70)◇曇り(観衆1596人)

丸山茂樹の長男・丸山奨王(しょーん)が予選ラウンド2日間をともに「67」で回り、通算6アンダー26位で大会をターンした。ツアー出場4試合目で、初めて予選を通過した。

3アンダー37位で終えた初日の夜に父と電話で会話し、「スコアは気にせず、思い切り自分の練習してきたことを考えながらやってきな」とアドバイスされたという。

国内ツアー10勝、米ツアー3勝を誇る父のエールを胸に刻んで臨んだ2日目。スタートの西コース10番をバーディで滑り出すと、3つのパー5全てでバーディを奪う堅実なプレーで着実にスコアを伸ばした。

予選2日間は石川遼の弟・航(右)と同組だった(撮影/内山孝志朗)

5バーディ、2ボギーで連日の3アンダー。この日は、今年から内藤雄士コーチと取り組み始めた新スイングを固めることに意識を集中した。カットラインは考えずに目の前の一打に全力投球したが、「(出来は)微妙。50%くらい」とまだまだ発展途上だ。「課題をちゃんと考えながらやって、結果がついて来なくてもしょうがないと思っていた。自分のベストを尽くして納得のいくようなプレーができたら良いなと思ってやっていた」

予選を通過したことで初めての賞金も獲得した。「ずっと赤字ゴルフだったので、早く卒業したい」と笑みを浮かべた。

ツアーで初めて迎える週末は「怖がらずに、思い切って良いゴルフをしていきたい」。22歳が新たな一歩を踏み出す。(茨城県つくばみらい市/内山孝志朗)

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