シリア、サウジと首脳会談 内戦以後の孤立から脱却

サウジアラビアのムハンマド皇太子(左)と握手するシリアのアサド大統領=19日、サウジ西部ジッダ(ロイター=共同)

 【カイロ共同】アラブ連盟の首脳会議出席のためサウジアラビア西部ジッダを訪れたシリアのアサド大統領は19日、サウジの実権を握るムハンマド皇太子と個別に会談した。両国の国営メディアが伝えた。アサド氏はチュニジアのサイード大統領らとも会談し、2011年からのシリア内戦で深まった国際的孤立からの脱却を印象づけた。

 シリア国営通信によると、アサド氏とムハンマド氏は両国の関係修復を、地域の安定につながるとたたえた。アサド氏は、アラブ諸国でいち早くシリアとの関係改善に動いたアラブ首長国連邦(UAE)のマンスール副大統領とも会談。首脳会議に際し、エジプトのシシ大統領らとも握手を交わした。

© 一般社団法人共同通信社