世界最大級の花を咲かせる「ショクダイオオコンニャク」が20日までに国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市)で一つ開花した。1週間後にはより大きな花が開花する見通し。めったに花の咲かない植物のため、植物園はこの機会の観賞を呼びかけている。
植物園によると、19日午後3時ごろから開き始め、午後10時半には高さ190センチ、直径93センチに達し、約8割の開花を確認した。集まった研究員らは花びらから漂う独特の腐敗したような臭いをかいで盛り上がった。見頃は3日間という。
インドネシア・スマトラ島の熱帯雨林に生える植物で、イモから発芽し、花は大きければ高さが300センチを超える。