「いざ下剋上へ」 栃木シティがサッカー日本一を決める天皇杯初戦へ

 プロ、アマチュア、学生を問わずサッカーの日本一を決める天皇杯が20日開幕します。栃木県代表は2大会ぶり13回目の出場の栃木シティ、大会での「下剋上」を目指します。

 5月7日に行われた天皇杯出場をかけたNEZASカップ栃木県サッカー選手権大会の決勝、関東サッカーリーグ1部の栃木シティは関東大学サッカー2部の作新学院大学に8対0で完勝、2大会ぶり13回目の天皇杯の切符をつかみました。

 栃木シティは今年(2023年)4月から始まった今シーズン、ここまで5試合を3勝1敗1分けで2位につけています。今矢直城監督は2シーズン目は引き続き「攻撃的サッカー」を徹底。天皇杯出場を決めた後、5月14日のリーグ戦では9得点を挙げ、直近の2試合で17点とゴールを量産しています。その攻撃陣を引っ張っているのが、突破力が武器のFW表原玄太。リーグ5試合で7得点と得点ランキングのトップを独走しています。

 また、J1川崎やJ2金沢でプレーしたFW田中パウロ淳一や元栃木SCのMFヘニキなどの新加入で攻撃に厚みが増しています。一方の守りでは連携の取れた組織的な守備を徹底、今矢監督は「11人の動きの連動がひとつの生き物のようでこれまでで1番いい」と手ごたえを感じています。

 栃木シティの天皇杯1回戦は20日、宇都宮市の県グリーンスタジアムで愛知県代表・JFLのFCマルヤス岡崎と対戦、その先にはJ1川崎との対戦が待っています。

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