クロップ、トッテナムら関心のケレハー退団を否定 「並外れたオファーがない限り…」

写真:Getty Images

リバプールのユルゲン・クロップ監督は噂されるアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー(24)の退団を否定した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

リバプールの下部組織出身であり、GKアリソン・ベッカーのバックアッパーとしてクロップ監督からの信頼も厚いケレハー。昨シーズンにはEFLカップ(カラバオカップ)決勝で先発すると、安定したパフォーマンスで優勝に貢献した。

一方で、今シーズンはアリソンに大きな負傷がなかったこともあり、公式戦出場はわずか3試合のみでプレミアリーグで出番なし。選手本人は出場機会を求めており、トッテナムやブレントフォード、ブライトン&ホーヴ・アルビオンが関心を寄せている。

リバプールは2000万ポンド(約34億円)程度の移籍金でケレハーの移籍に応じると報じられてきたが、20日に行われるプレミアリーグ第37節のアストン・ビラ戦に先立った会見内で、クロップ監督はこうした報道を否定。移籍が起こるとすれば、報じられている以上の移籍金をオファーされた場合のみだと主張した。

「クィービーン・ケレハーの移籍について、何かが起こると思うだろうか。彼には我々との契約があるのだ。私の考えを正直に言うのであれば、クィービーンが今夏に去るとは思っていない。 私が彼の退団について考え始めるとしたら、クラブに並外れた金額のオファーがあった場合に限るだろう」

また、クロップ監督は第3GKであるスペイン人GKアドリアン(36)の去就にも言及しており、こちらについてはより残留する可能性が高いことを示唆している。

「我々はアドリアンにさよならを言っていない。これは、彼がおそらく残るだろうことを意味している。 もちろん、新聞にはまだ何も書かれておらず、最終的な決定はまだされていないがね」

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