G7首脳 記帳内容を公開 19日に原爆資料館訪問 広島

19日に原爆資料館を視察したG7首脳による芳名録の記帳内容が公開されました。

●岸田総理「歴史に残るG7サミットの機会に議長として各国首脳と共に「核兵器のない世界」をめざすためにここに集う」

●フランス・マクロン大統領「感情と共感の念をもって広島で犠牲になった方々を追悼する責務に貢献し、平和のために行動することだけが私たちに課せられた使命です」

●アメリカ・バイデン大統領「この資料館で語られる物語が、平和な未来を築くことへの私たち全員の責務を思い出させてくれますように。世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう。信念を貫きましょう!」

●カナダ・トルドー首相「多数の犠牲になった命、被爆者の声にならない悲嘆、広島と長崎の人々の計り知れない苦悩に、カナダは厳粛なる弔慰と敬意を表します。貴方の体験は我々の心に永遠に刻まれるでしょう」

●ドイツ・ショルツ首相「この場所は、想像を絶する苦しみを思い起こさせる。私たちは今日ここでパートナーたちとともに、この上なく強い決意で平和と自由を守っていくとの約束を新たにする。核の戦争は決して再び繰り返されてはならない」

●イタリア・メローニ首相「本日、少し立ち止まり、祈りを捧げましょう。本日、闇が凌駕するものは何もないということを覚えておきましょう。本日、過去を思い起こして、希望に満ちた未来を共に描きましょう」

●イギリス・スナク首相「シェイクスピアは、「悲しみは言葉に出せ」と説いている。しかし、原爆の閃光に照らされ、言葉は通じない。広島と長崎の人々の恐怖と苦しみは、どんな言葉を用いても言い表すことができない。しかし、私たちが、心と魂を込めて言えることは、繰り返さないということだ」

●EU・ミシェル大統領「80年近く前、この地は大いなる悲劇に見舞われました。このことは、われわれG7が実際何を守ろうとしているのか、なぜそれを守りたいのか、改めて思い起こさせます。それは、平和と自由。なぜならば、それらは人類が最も渇望するものだからです」

●EU・フォン・デア・ライエン委員長「広島で起きたことは、今なお人類を苦しめています。これは戦争がもたらす重い代償と、平和を守り堅持するというわれわれの終わりなき義務をはっきりと思い起こさせるものです」

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