和歌山県田辺・西牟婁の小中学校で、春の運動会・体育祭シーズンが到来した。20日には田辺市中三栖の衣笠中学校(生徒223人)で体育祭があり、生徒らは3チームに分かれ、種目ごとに競い合った。
衣笠中学校は今年初めて春に体育祭を開いた。熱中症対策や、新年度のクラスづくりに役立てる狙いがある。スポーツが苦手でも楽しく参加できる団体種目を多く取り入れたという。
各チームの代表がかごをもって逃げ、入れられた玉の少なさを競う「玉入れ鬼ごっこ」や、円陣を組んで足をひもで結び、そのまま飛び跳ねながらリレーをする「円陣ムカデ」などがあった。「いけるぞ頑張れ」「わっしょいわっしょい」などとにぎやかな応援が飛び交った。
3年生で生徒会長の田中李和さんは「準備期間は短かったけれど、夏より練習しやすかった。自分のチームは練習の時に1位だったので、1位を目指したい」と笑顔で話した。
田辺・西牟婁の小中学校の春の運動会・体育祭は20日から28日が開催のピークとなる。