おかわりするたびに丼の具材がグレードアップ―。老舗日本料理店・朝日堂(高梁市備中町布瀬)の昼の日替わり定食(1300円)は、太っ腹なサービスでリピーターを増やしている。
刺し身や鍋、フライなどと一緒に運ばれる1杯目は、甘辛く煮たかんぴょうとシイタケ、いり豆腐、錦糸卵をのせた郷土料理「豆腐飯」。2杯目以降、めんたいこ、ウナギのかば焼きと続き、最後に牛カルビが登場する。
おかわりは無料で5杯まで。3杯目は遊び心でうな丼のタレのみ。ご飯の量はだんだん増え、完食するのは年間30人程度という。
店内にサービスの張り紙はなく、話好きの3代目店主・江草克典さん(71)から聞いて初めて知る客も多い。ちなみに江草さんの口癖は「おかわりどう? もっと食べて大きくならんと~」。おなかをすかせて挑んでみてはどうだろう。
昼営業は午前11時半~午後1時半。不定休。同店(0866―45―3014)。