◆横浜DeNA5-3ヤクルト
ハマスタの大観衆が一時騒然となった。
DeNA関根の2点二塁打で勝ち越した直後の七回だ。宮崎がチーム三個目となる死球を受け、怒りの表情でマウンドへ歩み寄る。三塁コーチャーの田中内野守備走塁コーチが止めに入ると、今度は二走の関根もヤクルトの選手に近づいた。
「あの場面でただ何も言わないで終わるよりも、僕はちゃんと言葉を伝えてやりたかった。それがチームメートへの愛、思いやりだと思った」と関根。すると両軍の選手や首脳陣がベンチから一斉に飛び出す。ブルペンから救援陣も慌てて駆け付け、両軍がヒートアップ。球審が警告試合を宣告した。
この試合では六回に牧、七回は宮崎の前に佐野が死球を受けていた。三浦監督は「選手は熱くなりながらも、冷静に自分のやることに集中してくれた」と振り返った。