新メニュー懐石料理堪能 あいの風観光列車「一万三千尺」2号

「一万三千尺物語」2号で提供される懐石料理

  ●6月3日から更新

 あいの風とやま鉄道(富山市)が6月3日からリニューアルする観光列車「一万三千尺物語」2号の試乗会は20日行われ、県内の観光関係者ら約20人が富山の山海の幸を用いた新メニューの懐石料理や、車窓からの眺めを堪能した。

 2号の車内で提供される料理は「越中懐石コース」と銘打ち、ますずしを定番に加えた。試乗会ではホタルイカが使われた八寸やエビとカニのグラタン、カジキの昆布締めなどが並べられた。1、2号で異なるオリジナルの上菓子も提供される。

 2号の運行ルートを富山駅~黒部駅~高岡駅~富山駅に見直し、出発時間を従来の午後3時22分から同4時34分に遅らせることで、食事をゆっくり楽しめるようにした。

 料金は大人1万6500円(小人8千円)となる。運行日は土日、一部祝日で定員は50人。

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