地域の”自慢話”を後世に 「おくにじまん研究会」が30周年 活動や回顧録で記念誌/岡山・津山市

岡山県津山市の「津山おくにじまん研究会」(赤坂健太郎会長)は、会の歩みや津山の歴史資料などをまとめた「三十周年記念誌」を発刊した。

同会の設立30周年を記念して作成。市内を歩く歴史探訪ウオーキング、県外の史跡や文化財を巡るバス研修、行政や住民に向けた歴史講座、さくらまつりのガイドといった多彩な活動を写真や年表などを交えて紹介。会員が自身の思い出や歴史考察など綴(つづ)った回顧録、昨年実施した30周年記念座談会の本誌掲載記事のほか、会則、会員名簿、江戸時代の津山城の絵図、津山民謡の歌詞なども掲載している。

赤坂会長は「先輩たちの思いや取り組みをを継承し、これからも津山の魅力を未来ある子どもたちに発信していきたい」と話している。

同会は「将来の子どもたちのために、津山の自慢話を後世に伝えていく」ことを目的に、1992年に創設し、活動を通じて郷土の発展に寄与している。会員は29人。

A4版白黒、55㌻、津山朝日新聞社で印刷。40部作製し、現会員を中心に配布した。

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