茨城・守谷市の新公園拡大20ヘクタール 住民説明会 市民向け施設追加

守谷市役所=同市大柏

茨城県守谷市は20日、プロ野球ヤクルト2軍施設を含む「市総合公園」(仮称)の新設計画について、整備区域面積を当初計画の約14ヘクタールから約20.8ヘクタールに拡大すると、同日開いた第2回住民説明会で明らかにした。市民野球場とサッカーやラグビーなどができるグラウンドを追加整備する。球団施設の完成スケジュール(2027年1月完成予定)に変更はない。

同市の総合公園新設計画は、同市野木崎地区に整備。ヤクルト球団が使用する施設と市民が使用するその他の公園施設に分かれる。球団使用施設はメイン球場、サブグラウンド、屋内練習場などで、これらは当初の計画通りとなる。

今回、計画を変更するのは、市民が使用する部分で、当初計画の屋内運動施設、遊具広場や多目的広場、ランニングコースに加え、市民野球場とサッカーなどに利用するグラウンドを追加する。両施設とも公式戦ができる規模になるという。

また、多目的広場は2カ所に拡大する。

併せて、駐車場については、ヤクルト施設側と総合公園側を合わせて計600台程度としていたが、増設し計千台程度が駐車できるようにする。

同日、市は第1回の説明会を受けて市民から、住民のスポーツに使える野球場とグラウンド、駐車場増設の要望があったことから、今回の区域変更に至ったと説明した。公園施設の完成時期は未定。また、球団側との基本協定締結は、7月末になる見通しを示した。

市担当者は「この機会に守谷市民が使える市の施設を整備したい。今後も市民の意見を聞きながら進めていきたい」と話した。

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