ゴールデン帯放送で期待が高まる松岡昌宏主演ドラマ「家政夫のミタゾノ」

TOKIOの松岡昌宏が主演するテレビ朝日系連続ドラマ「家政夫のミタゾノ」の第6シリーズが10月にスタートすることが発表された。火曜午後9時枠で、初のゴールデン帯で放送されるが、テレ朝としては第二の「ドクターX」への期待が高まっている。

松岡扮する、女装した家政夫・三田園薫(みたぞの・かおる)が、派遣された家庭・家族の内情を覗き見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていくヒューマンドラマだ。2016年10月にシリーズが始まり、2022年4月のシリーズ5まで夜11時台の「金曜ナイトドラマ」枠で放送されていたが、いよいよゴールデン進出となる。

松岡が女装するという深夜帯ならではのシチュエーションではあるため、ゴールデンタイムには移行しづらいドラマともいわれていたが、ある制作会社関係者は「このドラマは若年層から、高年齢層まで幅広い層の視聴者を持っているかなり珍しいドラマと分析されているんです。どんな人が見ても楽しく受け入れられるという不思議な作品なので、テレ朝としてもこのゴールデン進出で一気に米倉涼子が主演で人気を博した『ドクターX』シリーズのような“国民的ドラマ”に仕立て上げたいという思いがあるようです」。

昨年はドラマに加えて、松岡が主演した舞台「家政夫のミタゾノ THE STAGE ~お寺座(てらざ)の怪人~」も成功させた。前出の関係者は「昨年は舞台を成功させましたが、このゴールデン進出を機に『ミタゾノ』というコンテンツを育てて、映画や書籍といった具合にいろいろな方面への展開も検討されています。そのためにも今回のゴールデン進出は失敗できないと局内が息巻いてます」。

松岡はこの作品が始まるときには女装のためにダイエットをしているというが、その回数も増えていくかもしれない。

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