“幸せ演歌”好評 こおり健太、大阪で単独ライブ

新曲に合わせて衣装もスマートになったこおり健太

 女性が恋に涙する曲の内容から“女唄涙節”が代名詞の演歌歌手、こおり健太(40)が、5月発売の新曲「しろつめ草」PRに大阪で単独ライブを開催。デビュー15周年16作目で初の“幸せな演歌”へファンの評判は上々。「6月には再来阪して今度は量販店でのストアライブへ回ります」と手応えを感じている。

 歌の上手な幼稚園保育士からプロデビューし11月で15年。ここ3年はコロナ禍で全国展開に急ブレーキだったが、ラジオ大阪のレギュラー番組「こおり健太夢・種まきタイム」やBSテレビの歌番組を引き続き務める傍らで、ユーチューブなど新しいネット手段もマスターした。「自分は25歳とデビューが遅かったので“1曲もおろそかにできない”という気持ちでやってきました。10年過ぎようやくお客さまからの手応えが感じられるように。やはりトークのやりとりができる生が一番。中でも大阪は、良い意味で盛り上げ上手で反応がストレート。すごく勉強になり、曲評価をしっかりと見極めらる」と、この日も満足げ。

 女唄ではあるが、初めて独特の高音部の切ない表現を抑え、ハッピーな心情をテンポ良く表現。「僕から作詞の麻(あさ)(こよみ)先生に“15周年ですから幸せな女性もそろそろ良いのでは?”とお願いしたんです。先生から『幸福』の花言葉を持つクローバーをモチーフに“できたわよ!”と届けていただいた。四つ葉のクローバーは“強い生命力”の意味があるそうです。ファンの皆さんからは“今度の曲はすぐ覚えられ、口ずさめるのでカラオケで歌いやすい”と言っていただいた」と、ギアチェンジ成功にホッとした表情。

 コロナで外出機会が減り運動不足にならないよう、日課はトイプードルの愛犬「ずんだ」と共に毎朝40分に及ぶ散歩。近所の住人とも「ずんだ」を通しすっかり仲良くなり、ライブに足を運び応援してくれる方も。

 もう夏も近いが、大好物スイカを来阪して食べるのが今から楽しみ。「やはり産地が東京と全然違う。最盛期の鳥取、夏の終わりの奈良のスイカはどんな味なのか? 丸ごと1個ペロリですよ」と今から期待してしている。

ファンミーテイングで新曲「しろつめ草」を披露するこおり健太=大阪市中央区

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