G7広島サミット 最終日 日韓両首脳が韓国人慰霊碑に献花 招待国首脳らも平和公園へ ゼレンスキー大統領は…【動画ニュース】

G7広島サミット最終日の21日、韓国やインドなど「招待国」8か国の首脳たちが平和公園を訪れました。それに先立ち、日韓首脳はともに韓国人原爆犠牲者慰霊碑に献花しました。

平和公園にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑では、岸田総理が待つ中、午前7時半すぎ、尹錫悦大統領が到着しました。

岸田総理と尹大統領は、それぞれの夫人を伴い、祈りを捧げました。日韓首脳がそろって慰霊碑を参拝するのは、今回が初めてとなります。最後に2人は握手を交わしました。

韓国人慰霊碑は、広島の原爆で犠牲になった多くの朝鮮半島出身者を慰霊し、平和を願って1970年に建立されました。会場では、広島に暮らす在日韓国人被爆者も立ち会いました。

在日韓国人被爆者 朴南珠さん
「本当に長生きしてよかった。その感謝の気持ちでいっぱいだった。日本と韓国は近くて遠い国といわれていたが、本当にきょうは近い国だなと」

献花後、両首脳は、ことし3回目となる日韓首脳会談を行いました。

このあと、韓国や核保有国インドも含めた招待国の首脳たちと国際機関の代表たちが、平和公園を訪れ、原爆資料館を見学。そして、そろって原爆慰霊碑に献花しました。

最終日となったサミットでは、20日、広島に到着したゼレンスキー大統領も対面で参加して、ウクライナをテーマに議論が交わされています。

岸田総理の議長国会見などがあるほか、ゼレンスキー大統領が原爆資料館を訪れたり、演説を行ったりするかなど、注目が集まっています。

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