地域に眠っているものが「宝」 ロータリーが青少年指導者養成プログラム ホルモンうどんの経緯に感動/岡山・津山市

岡山県津山市内で13日、ロータリー青少年指導者養成プログラムが実施され、岡山、鳥取、島根県から参加した若者たちが地域資源を生かしたまちおこしについて学び、B級グルメを味わうなどした。

3県内に65クラブを展開する「国際ロータリー第2690地区」の活動の一環で、各クラブから推薦された高校生、大学生、20代の社会人ら37人が集い、友末誠夫同地区ガバナーが特別顧問を務める河面の共和機械で開会した。

友末ガバナーのあいさつ、オリエンテーションに続き、「津山ホルモンうどん研究会」の小坂田裕造副代表が講演。牛肉食文化のある津山地域に根付いたホルモン入り焼うどんをまちおこしの起爆剤に、B級グルメの祭典「B―1グランプリ」で2001年から上位入賞を数年間続け、観光客増や関連商品の展開、津山の知名度アップにより大きな経済波及効果につなげた経緯を話した。

聞き入る参加者に「地域に眠っているものが宝になる。『まちを元気に』という熱意、チャレンジ精神、人のつながりが大切」とメッセージをおくった。

この後、同会が調理したホルモンうどんや津山和牛のバーベキューを実食した。

岡山理科大学2年・春木英里さん(19)は「研究会メンバーの奮闘、地道な努力があって私たちが知るホルモンうどんがあることが伝わり、感動した。私もいつか地元真庭のまちおこしに携わってみたい」と目を輝かせた。

このほか城東重伝建地区の散策、津山洋学資料館(西新町)の見学もあった。

© 津山朝日新聞社