サッカー日本代表で活躍し、ベルギー1部シントトロイデンに所属する岡崎慎司選手を招いたサッカー教室が20日、山形市の山形明正高グラウンドで開かれた。市内の小学5、6年生約40人が参加し、上達のこつを教えた岡崎選手は「どんなときも楽しむ気持ちを持ってサッカーに取り組んでほしい」とアドバイスを送った。
左右からクロスを上げてシュートを放つ練習では、岡崎選手が手本を示した。得意のヘディングでゴールネットを揺らし、子どもたちのため息を誘った。山形二小5年の嘉藤光哉君(10)は「ゴール前の狙った位置に鋭く入ってシュートを打つプレーがすごく勉強になった」と話していた。
ミニゲームも行って交流した岡崎選手は、参加者からの質問にも答えた。「憧れていた選手は」との問いには元日本代表FWの中山雅史さんを挙げながら、「自分は今でももっとうまくなりたい、成長したいという思いが強い。みんなも憧れの選手をつくって頑張ることが大事」と語りかけた。
プロの選手との触れ合いを通じ、夢や希望を持つきっかけを提供しようと、山形市の一般社団法人「ダズクリエーション」(榎森亮太代表理事)が開催した。