ギリシャ与党過半数割れか 総選挙、連立政権は否定

21日、ギリシャ・アテネで投票する親子(ロイター=共同)

 【アテネ共同】ギリシャで21日、一院制議会(定数300)の総選挙が行われた。即日開票され、同日深夜(日本時間22日午前)にも大勢判明の見通し。ミツォタキス首相が率いる中道右派「新民主主義党(ND)」が優勢だが、単独過半数の維持は厳しい情勢。連立政権も否定しており、7月に再選挙が行われる可能性が高まっている。

 民放スカイTVが19日に報じた世論調査では、NDが現有から30議席以上減らして119議席にとどまる見込み。最大野党の急進左派連合(SYRIZA)が98議席、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が33議席などとなっている。

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