「M:I」出演イケメン俳優 アルコール依存症を隠すために卑屈に 現在は断酒中

俳優のサイモン・ペッグ(53)がアルコール依存症を隠すため卑屈になっていたという。技術者ベンジャミン・ダン(ベンジー)役で、「ミッション・インポッシブル3」から同シリーズでトム・クルーズと共演しているが、撮影現場では症状を隠すのに苦労したそうだ。

BBCラジオ「デザート・アイランド・ディスクス」でサイモンは、司会のローレン・ラヴァーンに、飲酒をしながらの撮影についてこう語った。「誰にも気づかれずに撮影する方法を学ぶんだ。そうでないとお酒に支配されてしまうからね」「自分を維持したいから、止められないようにするために、あらゆることをする」「しかし、やがて隠し通せなくなり、その時、ありがたいことに、自分はお酒をやめることができた」「人生の中であのようなことがあると、とても卑屈になる」

間もなく公開となる同映画シリーズの第7弾「ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE」でベンジー役を再演しているサイモンは2018年、ガーディアン紙で初めて依存症について告白。「ミッション・インポッシブル3」を見返した時の苦痛についてこう語っていた。

「あの映画を見返すと、当時の自分がどこにいたのかがわかるんだ。それはかなり迷子で、不幸で、アルコール中毒だった」「ジャンキーやアルコール依存症は、だらしなく、やる気のない人たちだと思われている。そうではなく、彼らは驚くほど思考が整理されているんだよ」「ウィスキーをちょっと飲みに行っても誰にも気づかれないんだ」「まるで(酒に)自分が事細かに管理されているような感じなんだ。しかしやがて、その兆候はあまりにも明白になる。犬を散歩に連れ出しすぎたみたいにね」

妻のモーリーン・マッキャンとの間に13歳の娘、マチルダをもうけたサイモンは、修道院で治療を受け、アルコール依存症の会合にも出席。セラピーを受けた後、現在は断酒している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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