G7広島サミット閉幕 岸田総理「我々は皆 広島市民」核なき世界へ成果強調

3日間議論を重ねたG7広島サミット。岸田総理大臣は議長国として会見し、核なき世界へ向けた決意と成果を強調しました。

岸田総理大臣「我々は皆広島の市民です。世界80億の民が全員そうして広島の市民となったとき地球上から核兵器はなくなるでしょう。私はそれを信じています」

岸田総理は報道陣からの質問を受ける前に約20分間演説し、広島でサミットを開催した狙いについて平和と繁栄を守り抜く決意を世界に示すため広島の地ほどふさわしい場所はないと訴えました。

2つの責任として「厳しい安全保障環境でも国民の安全を守り抜く」ことと、将来世代のため「核戦争は人類そのものを破壊しかねない」ということを訴え続けなければいけないと強調しました。

21日の午前の会合では来日したウクライナのゼレンスキー大統領が参加し、岸田総理やフランスのマクロン大統領と和やかな表情で会話を交わす場面がみられました。

平和公園では初めて広島を訪問した韓国のユン大統領が韓国人原爆犠牲者の慰霊碑を訪れ、岸田総理と揃って献花しました。

岸田総理は核なき世界へ向けた成果について、G7として初めて核軍縮に焦点をあてた文書の「広島ビジョン」を発出できたとし、理想へ向けた歩みを進めるための基礎になったと強調しました。

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