【韓国】ネクセンタイヤ、初の米国工場を建設へ[車両]

韓国タイヤ大手のネクセンタイヤは18日、約13億米ドル(約1,800億円)を投じて米国にタイヤ工場を新設する投資計画を発表した。同社が米国に工場を建てるのは初めてとなる。

新工場の建設地としては米国東南部の8州を検討している。2023年下半期をめどに確定した後、28~29年にも稼働する見通し。生産規模は1日当たり3万1,200個を見込む。

ネクセンタイヤは現在、慶尚南道梁山市と昌寧郡の国内2カ所に加え、チェコと中国の計4工場を運営しており、米国工場は5番目となる。

■23年は黒字転換目指す

ネクセンタイヤの23年の経営目標は、売上高が前年比9.7%増の2兆8,500億ウォン(約2,963億円)、営業利益率が6~8%。営業損益は黒字転換を目指す。

中長期的には、27年の売り上げ目標を3兆5,500億ウォンとした。現時点で完成車メーカー29社にタイヤを供給しているが、供給車種数を現在の118車種から27年には250車種以上に拡大する計画だ。

© 株式会社NNA