ロシアのバフムト制圧否定 ウクライナ「一部支配」

 【キーウ共同】ウクライナ軍のシルスキー陸軍司令官は21日、東部ドネツク州の激戦地バフムトについて「状況は困難だ」としながらも、一部地域の支配を続け、郊外で前進していると表明した。ロシアによる「完全制圧」の発表を否定した形。G7広島サミットに参加したゼレンスキー大統領も同日、「バフムトは占領されていない」と述べていた。

 ロシア国防省は、ロシア民間軍事会社ワグネルの部隊を軍が砲撃や航空戦力で支援し、バフムトの制圧を完了したと発表していた。

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