愛川町郷土資料館(同町半原)で、同館が位置する県立あいかわ公園で見られる野鳥を、写真とはく製で紹介する展示「あいかわ公園の野鳥2023」が開かれている。6月8日まで。
同公園は宮ケ瀬ダム下流左岸側に位置し、山の斜面から中津川近くまで52ヘクタールの広大なエリアが含まれるため、さまざまな野鳥が見られるという。
展示写真は、昨年5月から今年4月までの1年間に、野鳥撮影の愛好家や同館職員ら5人が、公園内や上流の宮ケ瀬ダムまでの区間で撮影したもの。
ウグイス、キセキレイなど小型の野鳥からハヤブサ、ハイタカなどの猛禽(もうきん)類まで27種類の鳥の写真が並ぶ。「ツキ(月)ヒ(日)ホシ(星)ホイホイホイ」と鳴くといわれ、雄は長い尾を持つ珍しいサンコウチョウの写真もある。これらのうち14種は、はく製でも展示されている。
入場無料。同館では「たくさんの野鳥が訪れる自然豊かなあいかわ公園の魅力を知ってほしい。公園内で野鳥を撮影する多くの人から展示用の写真を提供してもらいたい」と呼びかけている。月曜休館。