ヴィニシウスが大幅昇給へ。サプライヤーとの巨額契約も模索中

写真:ベンゼマ以上の高給取りになると見られるヴィニシウス ©Getty Images

レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが今夏、クラブとの契約を更新し、大幅な昇給を勝ち取ることになりそうだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ヴィニシウスは2021-22シーズンからの2年間で公式戦100試合以上に出場し、合計45ゴールという目覚ましい活躍を見せた。レアル・マドリードの現行契約は2024年夏までとなっているが、クラブ側はこれを2027年夏まで延長し、他クラブからの引き抜きを阻止する構えだという。

また、現在の契約では週給10万ポンド(約1720万円)とされているが、新契約ではフランス代表FWカリム・ベンゼマや元ドイツ代表MFトニ・クロースが現在、受け取っている週給30万ポンド(約5160万円)を上回ることになるという。

レアル・マドリードとしては、このヴィニシウスとの契約更新を、すでに加入が合意に達しているとされているイングランド代表MFジュード・ベリンガム(ドルトムント)の獲得、そしてベンゼマの後継者となり得るストライカーの獲得と合わせた“3大トピック”にしたいと考えているという。

また、ヴィニシウス自身はスパイクのサプライヤーとの巨額契約についても模索しているようだ。彼は13歳の頃にナイキと契約し、2018年にはそれを2028年まで更新した。

しかし、ナイキがアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)と結んでいる契約と比較すると年間の契約金は半額以下であり、昨今の活躍を受けてもナイキ側に条件を改善する意思が見られなかったことから、ヴィニシウスは昨冬のカタール・ワールドカップでナイキ最新スパイクの着用を拒否したうえ、今年初めに契約を打ち切り、現在は新しいスポンサーを探しているところだ。

現状ではブラジル代表のチームメートであるネイマール(パリ・サンジェルマン)のスポンサーであるプーマ、そしてレアル・マドリードのユニフォームサプライヤーであるアディダスが関心を示しているようで、より良い条件を提示したほうと契約することになりそうだ。

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