諏訪神社で大しめ縄作り 長崎くんち「小屋入り」前に氏子ら 稽古の安全願う

大きな2本の縄を編み込む氏子ら=長崎市、諏訪神社

 長崎県長崎市上西山町の諏訪神社の秋の大祭、長崎くんちの稽古始めに当たる「小屋入り」(6月1日)を前に、同神社の氏子約70人が21日、大門にかける大しめ縄を作った。
 従来は年末に作って奉納していたが、新型コロナウイルスの影響などで昨年まで2年続けて中止していた。長崎くんちの4年ぶりの開催が決まり、稽古の安全祈願をするため、作ることになったという。
 わらを小さな束にして何重にも編み込み、大きな縄を2本制作。大勢で抱え、交差させながら締め上げた。作業時間は約10時間。8メートルのしめ縄を完成させ、氏子らは充実した表情を浮かべていた。

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