「ピオニーの森」オープン 長井・キャンプ場など来月にも

大型ブランコを楽しむ子どもたち=長井市寺泉・ながいピオニーの森

 シャクヤクの花公園や温泉、キャンプ場、宿泊用トレーラーハウスなどを集めた複合レジャー施設「ながいピオニーの森」が21日、長井市寺泉にオープンし、市民らが緑豊かな憩いの場を満喫した。

 日帰り温泉「長井あやめ温泉ニュー桜湯」の運営母体である手塚建材(同市、手塚隆幸社長)が、周辺約3万平方メートルに整備した。花公園には約140種、4千株のシャクヤクがあり、今月末ごろから見頃を迎える見通し。キャンプ場とトレーラーハウス、ゲストハウスは準備中で、6月中にも利用できるようにする。

 この日は、黒獅子舞や太鼓演奏などが披露され、花公園を見下ろすテラスでは大型ブランコ(有料)が子どもたちの人気を集めていた。同市勧進代の金子甚一さん(49)は「地元にすてきな遊び場ができてうれしい」と話し、長女と高台からの景色を楽しんでいた。

 セレモニーでは、シャクヤクの提供元でもある諏訪神社(南陽市)の大武伸彦宮司が安全を祈願した。手塚社長が「地域に愛される施設を目指す」とあいさつし、来賓の内谷重治市長、鈴木憲和衆院議員、寒河江浩二山形新聞社長・主筆、鈴木富美子市議会議長らとテープカットした。

 入場は無料。問い合わせは同施設050(3490)0222。

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