22日(月)午後 関東中心に天気急変のおそれ 落雷・突風・降ひょうに注意を

積乱雲が近づくサイン、黄砂の注意点

 きょう(月)午後は北海道、関東以西の各地で天気の急変に注意が必要だ。特に関東は、局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあるため、落雷や突風、降ひょう、道路の冠水や河川の増水に注意が必要となる。また、西~北日本は黄砂の付着、見通しの悪化による交通障害などに注意が必要だ。

気温変化・黄砂に注意

22日(月)の雨予想と発雷確率

 上空の寒気や湿った空気、気温上昇の影響で、午後は関東から西で大気の状態が不安定となる見込み。関東を中心に局地的に雨雲が発達するため、夕方以降は雷を伴った激しい雨、落雷や突風に注意が必要だ。ひょうが降りやすい時期でもあるので、埼玉県や栃木県など特に関東の内陸は空模様の変化に注意が必要となる。短時間に激しい雨が降るさいは、道路の冠水や小規模な河川の増水にも注意を払っておきたい。

22日(月)の天気と最高気温、東京の気温変化

 きょう午後は東北南部、関東以西で蒸し暑い地域が多いが、雨が降ると気温が下がるので要注意だ。特に、東北南部や関東は今夜にかけて気温の下がり方が顕著で、今夜遅くには東京都心で15℃前後まで下がる見通し。体調への影響を軽減するよう、服装などで上手く調節するように心がけたい。

22日(月)の黄砂の予想

 なお、きょうは広島や新潟、札幌で黄砂を観測している。午後も広い範囲での飛散が予想されるため、見通しの悪化や交通障害に注意が必要だ。地域によっては、黄砂混じりの雨が降るため、車などへの付着にも注意が必要となる。

東京は15℃予想

23日(火)の天気と気温(全国、関東甲信)

 あす23日(火)は、天気の回復する地域が多いが、関東は日中いっぱいぐずついた天気が続く見込み。沿岸を中心にきょうより気温が大幅に低く、東京都心は最高気温が15℃くらいと肌寒くなりそうだ。季節が一気に3か月前後も戻り、体への負担が大きいと予想されるため、体調管理に十分な注意が必要となる。

週間予報と台風2号の予想進路

 24日(水)以降は晴れる地域が多く、週の後半は東・西日本で暑くなる見込み。内陸を中心に、30℃以上の真夏日の所もありそうだ。なお、先週末に発生した台風2号が、発達しながら南の海上を北西方向へ進む見通し。沖縄などは、週末にかけて波が高くなるなど影響が出る可能性があるため、今後の進路に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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