演劇チケット不正転売容疑 埼玉の46歳女性書類送検

演劇や歌舞伎のチケットなどの押収品=22日午前、警視庁赤坂署

 演劇や歌舞伎のチケットを転売サイトで不正に売却したとして、警視庁赤坂署は22日、入場券不正転売禁止法違反の疑いで、埼玉県越谷市の女性会社員(46)を書類送検した。署は同様の手口で2019年6月以降、約70枚のチケットを不正転売し、計約250万円を売り上げたとみている。

 書類送検容疑は昨年10~12月ごろ、演劇や歌舞伎のチケット(いずれも定価1万5千円)を興行主の松竹の同意なく、女性に約8万円、埼玉県の女性に約20万円でそれぞれ不正に転売した疑い。

 署によると「演劇や歌舞伎のチケットを買うため、利益を得ていた」と容疑を認めている。不正転売を把握した松竹が警視庁に相談した。

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