【子どもの習い事】始める前にチェック!“保護者の負担が意外に大きい”5選【ママたちに聞いた】

子どもが年中さんくらいになると、ママ友の間でも「どんな習い事してる?」「◯◯の教室ってどう?」などという会話が増えてくるのではないでしょうか。

できれば、子どもが楽しく続けられるようなものを選びたいですよね。

とはいえ、いざ習い事を始めるとなると親の負担も気になります。毎回の送迎や、費用面の負担など、実際のところどうなのでしょうか。筆者を含め、先輩ママたちの体験談をご紹介します。

始める前に必ずチェック! 保護者の負担が意外に大きい「子どもの習い事」5選

1:家での練習が大変!「ピアノ」

ピアノなど、音楽系の習い事で最も大変なのが、家で子どもに練習をさせること。筆者も小2になる娘のピアノの練習にいつも頭を抱えています。

毎週新しいレパートリーが2〜3曲ほどと、筆記の宿題(音楽理論の基礎のようなもの)がいくつかあるため、夕飯前の15分間など、時間を決めて練習させるようにしています。

また、ピアノを習っているとレベルアップするにつれ、アコースティックピアノ(アップライトピアノやグランドピアノ)の購入を勧められることが多いです。

アップライトでも50万円以上、毎年調律に1万円ほどの費用がかかるので、習い始める前に楽器をどうするかも夫婦で相談しておくとよいと思います。我が家はそこまでの予算は考えていないため、電子ピアノで練習していますが、発表会やコンクールの前は楽器店のピアノの部屋をレンタルしています。

ピアノ教室は、個人の教室から楽器店の教室までたくさんあり、コンクールにバリバリ出場させるタイプの先生もいれば、ゆっくりと進める先生もいます。体験レッスンに行くなどして、親にも子どもにも合った先生を選ぶのがおすすめです。

2:費用は事前にチェック!「バレエ」

女の子にとってバレエは憧れの習い事。姿勢がよくなったり、体が柔らかくなったりというメリットもあり、習わせたい保護者も多いのではないでしょうか。しかし、どうしても気になるのが費用面。

子どもにバレエを習わせているママ友に聞いたところ、毎月のお月謝は週1回のレッスンで8,000円ほどとそこまで高額ではないものの、発表会の費用が大きいとのこと。

発表会に出演する際に、衣装代なども含めて費用が10万円ほどかかり、踊る曲数が増えるにつれ、金額も上がっていくそうです。そして、発表会の日に体調を崩すことがないよう、毎年かなり気を遣っていると言っていました。

また、「保護者会」や「後援会」がある教室も多く、役員になると発表会も裏方の仕事や手伝いなどが大変で、じっくり見られないということもあるそう。このような内部のことは教室のHPだけではわからないことが多いので、実際に通わせているママに聞くのが一番だと思います。

費用はかかるものの、やはり発表会での可愛い姿や、日々のレッスンで頑張る姿を見ると、続けさせてあげたいという気持ちが上回るとのこと。毎月1万円程度を発表会用に貯金しておくなど、必要経費を準備しておくのもおすすめです。

3:遠征や合宿がある場合も!「サッカー」

スポーツ系の習い事で大変なのが、土日が練習や試合で埋まってしまうことや、遠征などで意外な出費があることではないでしょうか。小学生くらいになると、朝早くから親が車を出して練習試合に行くことも多いそう。

幼稚園の頃からサッカーを習わせているママ友に聞いたところ、「練習の見学がつらい」という声がありました。子どもの姿を見るのは楽しいものの、暑い日、寒い日の外での見学はひたすら耐えるしかないそうです。

また、泥だらけのユニフォームや靴下の洗濯も結構大変とのこと。

ワーママにとっては、せっかくの土日が習い事で潰れてしまうのは残念ですが、「子どもが夢中になっているサッカーを応援してあげたい」という気持ちのほうが強いと言います。また大きくなると子どもたちだけでバスに乗って合宿に行くこともあり、そのたびに成長を感じられるそう。

「普段の見学はママ」「遠征で車を出すのはパパ」など、夫婦で協力し合って何とか乗り切れるとよいですね!

4:幼児までは意外に大変な「スイミング」

習い事の王道であり、人気の高い水泳教室。幼児期から習わせている人も多いですが、これが意外に親の負担になると言っているママが多いです。

筆者もその一人。上の子が幼稚園のときにスイミング教室に通っていましたが、まず着替えが一人でできないのでお手伝いが必要。レッスン中も見ていてほしいと言われるので下の子と一緒に見学し、終わったらまた更衣室で待機して着替え、髪を乾かさなければいけません。

下の子が小さかったこともあり、この流れが結構大変で、私がギブアップしてしまいました。

とはいえ、他のママ友に聞くと、小学生になれば自分で送迎バスに乗って通えたり、もちろん着替えも自分でできるようになるので、まったく手がかからなくなるとのこと。

小学生から始める子も少なくないそうなので、焦らずにチャレンジしてみてもよいのではないでしょうか。

5:親同士の付き合いも多い「野球」

昔から、親の出番が多いと言われている少年野球。お茶出し当番や、車での送迎などといったイメージが強く、敬遠してしまうママも多いのではないでしょうか。

少年野球チームに入っているママに聞いたところ、そのチームでは保護者の当番はあるそう。基本的にコーチなども地域の人が務めていることが多いので、その他のお手伝いは保護者がするのが当然のようになっているということです。

朝4時に出発して隣の県まで試合に行ったり、ママもチームの中に入って練習に付き合うこともあるのだとか(これは特殊なケースかもしれません)。ですから、保護者(ママ)同士の結束も強く、仲良くなれば家族ぐるみの友達として付き合うことも少なくないそう。

もちろん人間関係なので煩わしいこともあったり、派閥ができたりというチームもあるかもしれませんが、はじめからあまり警戒しすぎず、「子どもと一緒に楽しむ」ような気持ちで参加してみるのがよいのかもしれません。

親子のペースを大切に!オンラインの習い事も検討を

子どもの習い事でもっとも親の負担となるのが「送迎」や「出費」「スケジュール」かと思います。「小学生になったら自分一人で通えるものの中から選ばせている」というママ友もいます。

家庭内でルールを決め、その範囲で習い事を決めるというのも、親にとっても子にとっても負担が少なく、継続につながるのではないでしょうか。

最近ではオンラインでの習い事や、預かり保育内での習い事も充実している幼稚園や保育園もあります。ぜひそれらもぜひ活用してみてください。

(ハピママ*/ 平野 鞠)

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