
理化学研究所は22日、計算科学研究センター(神戸市)で稼働中のスーパーコンピューター「富岳」が、世界の計算速度ランキング「TOP500」で3期連続で2位になったと発表した。毎秒44京2千兆回の計算が可能。
TOP500は計算能力を総合的に示すランキングで年2回発表されている。産業利用で重視される別の部門では7期連続首位で、松岡聡センター長は「富岳には世界トップクラスの総合的な実力がある。培った知見と能力は次世代のスパコン開発に生かされる」とコメントした。
TOP500で前回に続き1位となったのは米オークリッジ国立研究所の「フロンティア」で、富岳の2.7倍の能力。