ソリトンシステムズ、国内初となる自動運転レベル4での無人運行サービスを開始

このシステムは、ソリトン、産業技術総合研究所、ヤマハ発動機株式会社、三菱電機株式会社が共同で、経済産業省から開発受託した自動運転システムである。

ソリトンは主として、自動運転車両の装置や周辺の状況、乗客等の状態を遠隔センターにおいて監視し、異常等発生時には車両内外との通話を含め必要な措置をとるための遠隔システム、及び車両と遠隔センター間の基盤となる通信システムの開発を担当。

遠隔センター

今回開発の遠隔監視システムでは、一人の遠隔オペレーターが、必要に応じ標準最大4台の自動運転車を監視する。さらに、複数車両の運行管理制御を行う管制システムとのシステム連動を行うことで、効率的かつ的確な監視と、異常発生時における安全確保その他必要となる措置の迅速化を図るという。

システム構成図

また、車両~遠隔センター間の通信システム(映像、音声、データの各通信)は、一般のモバイルLTE/4G 3回線を利用した多重接続及びクラウド方式の構成により、高品質、高安定の通信を確保し、加えて映像通信の短遅延化を実現。通信リソースの削減と低コスト化を狙い、自動運転車が正常な時には、当該通信の帯域を自動的に大きく低減させている。

ソリトンでは、今般開発した遠隔・通信両システムをベースに、大型バスやトラックなど多様な車種への適用のための汎用化と、遠隔運転操作機能の更なる高度化を図るとしている。

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