25年に「女性役員1人以上に」 東証プライム企業へ促す

 経済分野での女性活躍に関する内閣府の有識者会議は22日、民間企業の女性役員登用促進に向けた提言を大筋でまとめた。東京証券取引所の最上位「プライム」上場企業は、2025年をめどに女性役員を1人以上とし、30年には役員に占める女性比率30%を目指すべきだと促した。東証の規則に、目標についての規定を設けるよう求めた。

 目標達成の義務化までは踏み込まず、各企業が行動計画を作り、取り組みを進めてもらう内容。6月に策定する政府の「女性版骨太の方針」に反映させる。

 提言は「中長期的にはプライム企業に限らず女性登用が進む必要がある」と指摘し、対象企業の範囲や数値目標を見直すよう訴えた。

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