給食強要のこども園を特別監査へ 三重・桑名、市が報告書提出

三重県桑名市の「長寿認定こども園」=17日

 三重県桑名市の「長寿認定こども園」で保育士が給食を食べるよう園児に強要していた問題で、市は22日、子ども・子育て支援法に基づく調査結果を県に提出した。給食強要以外にも複数の不適切保育や、不適切保育と疑われる事案があったと認める内容で、県は近く認定こども園法に基づき特別監査する方針。

 市は3月に給食強要問題を把握。保育士ら約40人から聞き取りを行うなどし、園児の足を引っ張ったり、決まった時間にしかトイレに行かせなかったりといった問題行為も確認した。

 問題発覚後の今月7日に園長が辞任したほか、保育士6人が自宅待機となった。

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