特殊詐欺、8年ぶり増が確定 全国で被害370億円

警察庁

 警察庁は22日、2022年の特殊詐欺統計の確定値を発表した。全国の被害額は前年比88億8千万円(31.5%)増の370億8千万円で、8年ぶりの増加が確定した。認知件数は同3072件(21.2%)増の1万7570件だった。摘発件数は40件増の6640件、摘発された人数は84人増の2458人。

 被害額を被害金の受け取り形態別で見ると、被害者から直接受け取る「現金手交型」が130億円。口座に振り込ませる「振込型」が105億3千万円などだった。

 認知件数の都道府県別では東京(3218件)、神奈川(2090件)、大阪(2064件)など、大都市圏の7都府県が約7割を占めた。

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