G7への対面参加、4月に希望 ゼレンスキー氏、首相が説明

G7広島サミットの記念撮影を終え移動する(左から)ドイツのショルツ首相、バイデン米大統領、岸田首相、ウクライナのゼレンスキー大統領、フランスのマクロン大統領=21日午前、広島市(代表撮影)

 岸田文雄首相は22日の自民党役員会で、ウクライナのゼレンスキー大統領から4月に先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)への対面参加の強い希望を伝えられたと明らかにした。要望を踏まえ「ゼレンスキー氏の安全を確保するため、水面下での調整を集中的に行った」と説明した。茂木敏充幹事長が記者会見で明らかにした。

 首相はこれに先立ち記者団に、ゼレンスキー氏がG7メンバーや招待国と共に対面で参加した21日の討議に関し「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持し、力による一方的な現状変更は認めないという認識の一致が得られた。これは大変大きな意義を持つ」と強調した。

© 一般社団法人共同通信社