生後8か月の男の子がリンゴを食べ意識不明 国のガイドラインでは「加熱して提供する」ことが推奨

愛媛県新居浜市内の保育所で生後8か月の男の子がリンゴを食べた後、意識不明となっている事故。

今回事故が起きた「新居浜上部(じょうぶ)のぞみ保育園」を運営する新居浜社会福祉事業協会は、市内で合わせて4つの保育園を経営しています。

給食に使用する食材はいずれの園も同じですが、会見によりますと、調理方法などは各園で栄養士と調理師が相談して決めているということで、事故当日、他の3つの園ではすりおろしたリンゴを提供していたものの、新居浜上部のぞみ保育園だけは固形で食べさせていたということです。協会はその経緯などを調査中と説明しています。

国が示す保育所の給食に関するガイドラインでは、果物のうち、リンゴやナシは「固さや切り方によっては詰まりやすい食材」とされていて、1~1歳半くらいのいわゆる「離乳完了期」までは「加熱して提供する」ことが推奨されています。また、ブドウ、サクランボは形がまるく気道をふさぐ危険性があることから、使用を避けるよう求めています。


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