原爆の悲惨さ伝える写真や記録集 岡山大大学会館でパネル展始まる

戦争の悲惨さを伝えるパネルに見入る学生

 太平洋戦争の悲劇と平和の尊さを若者に伝える「原爆と戦争展」が22日、岡山大大学会館(岡山市北区津島中)で始まった。24日まで。入場無料。

 山口県内の被爆者団体が作ったパネル140点を展示。原爆で全身に激しいやけどを負った負傷者の写真のほか、空襲や沖縄戦に巻き込まれた人々の証言を通じ、戦争の実相を紹介している。岡山県内の被爆者や戦争体験者による記録集も並ぶ。

 同大大学院2年の男子学生(23)は「悲惨な歴史を繰り返してはならないと強く思った。戦争のない世界になってほしい」と話した。

 同展は、岡山県内の被爆者や戦争体験者らの主催。2001年から開き、今回20回目。入場は午前11時半~午後5時(24日は午後3時半まで)。

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