銀熊賞受賞の映画、間もなく上映

アンドレアス・ドレーゼン監督が手掛けたドイツとフランスの合作映画『クルナス母さんVS. アメリカ大統領』(英題:Rabiye Kurnaz vs. George W. Bush)が5月25日から香港で公開される。同作は、タリバンのメンバーと間違えられてグアンタナモ湾収容所に収容されたトルコ人の青年がいたという実話に基づいて製作され、訴訟も裁判もないまま収容された息子を取り戻すべく奔走する母親の姿を描いている。2022年の第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門において、主演のメルテン・カプリンが最優秀主演俳優賞を受賞したほか、最優秀脚本賞を受賞するなど、高い評価を得ている。日本では今年4月の「ドイツ映画祭HORIZONTE 2023」で上映された話題作だ。上映館はBroadway Cinematheque、PALACE ifc。(※資料と写真提供・Spotlight Promotions Ltd.)

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