イラン外交要職に保守強硬派 核協議への影響に注目

 【テヘラン共同】イランのライシ大統領は22日、国防・外交の政策全般を統括する最高安全保障委員会(SNSC)のアリ・シャムハニ事務局長の後任として、保守強硬派アリアクバル・アフマディアン氏を任命した。大統領府が発表した。停滞するイラン核合意の再建協議にどのような影響を与えるか注目される。

 アフマディアン氏は欧米との妥協を嫌う保守強硬派の牙城、革命防衛隊出身。革命防衛隊は欧米の制裁解除の見返りにイランの核開発を制限する核合意に反対している。

 イラン政府高官は共同通信の取材に、アフマディアン氏が核合意に肯定的な考えを持っていないと明らかにした。

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