山梨と滋賀に世界農業遺産認定証 果樹栽培・加工と琵琶湖の漁業

世界農業遺産の認定証を手に写真に納まる山梨県と滋賀県の代表者ら=22日、ローマ(共同)

 【ローマ共同】国連食糧農業機関(FAO)は22日、ローマの本部で、世界農業遺産の認定証授与式を開き、2022年に認定された山梨県と滋賀県の代表者に認定証を贈った。18年以降に認定されたブラジルや中国、スペインなども合わせ、計12カ国・24地域が対象となった。

 山梨の峡東地域は地形を生かしたブドウやモモの栽培・加工をし、滋賀の琵琶湖地域は千年の歴史がある伝統的な漁業を続けている。

 世界農業遺産には、生物多様性の維持や文化の継承、持続可能で伝統的な農林水産業に取り組む地域が認定される。日本では今回の2地域を含め、これまでに13地域が認定されている。

© 一般社団法人共同通信社