維新府議団代表が辞任へ 大阪、パワハラ認め謝罪

 政治団体・大阪維新の会の大阪府議団代表を務める笹川理府議が、代表を辞任する意向を固めたことが22日、関係者への取材で分かった。大阪維新の大阪市議に対しパワハラなどがあったと週刊文春が報じ、18日に府庁で記者団の取材に事実をおおむね認め謝罪していた。

 週刊文春の報道によると、笹川氏は2015年、別議員の車で帰宅した宮脇希大阪市議に「ふざけんなや」などとメッセージを送り続けたほか、宮脇氏の事務所前に車を止め長時間待っていたこともあった。17日に大阪維新幹事長の横山英幸大阪市長が笹川氏に口頭で厳重注意した。

 笹川氏は18日の時点では「私としては続けたい」などと話し、続投意欲を見せていた。府議団は今後、6月開会の議会に向け、新代表選出も含めて対応を協議する。

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